人が評価する時代は終わるのか

数ヶ月前のことになりますが、AI
が人の情報を分析して点数化するアプリが登場しました。
私も気になったのでとりあえずやってみました!(内容もよくわからないままに)
チャット形式で質問に答えていくだけの簡単なものです。
点数が出た後も、その点数をあげるために追加で質問に回答したり、提示されたことを習慣づけるアドバイスがあったりします。
もともとこのアプリを出している会社は金融機関によって設立され、
このアプリによって数値化されるAIスコア
とは、顧客の信用力や可能性を審査して金利や借入限度額を決定する指標として用いられています。
たとえばAIスコアが600点未満だったら借入ができない、といった具合ですね。
もし興味のある方は一度試してみてください!アプリでもWEBからでもできます。
とまぁ前置きが長くなりましたが、
このアプリのように、AIが人やモノを評価する時代
になりました。
他にどのようなジャンルにAIの評価(点数化するもの)が適用されているのかと改めて気になったので、
いくつか個人的考察を交えながらご紹介していきます!
AI × 健康
- AI搭載食トレアプリ food coach | 食トレサービス フードコーチ
- ネオスの食事画像認識AI技術がand factoryが推進するIoT×ヘルスケアプロジェクトとの連携を開始|and factory(アンドファクトリー)
健康面に関するAIの導入は最近非常に増えて来ていますね。
日常的に使うアプリもすでにたくさん出回っています。
これは自身の健康管理を行う上でも、栄養や運動量などの数値化は明確でいいですね!
モチベーションもあがるというものです。
ただ人によっては、
この量が適量。この運動頻度がベストコンディション。
というものがあると思うので、100%この診断通りに!というよりも、自分の状態との照らし合わせは必要になりそうですね。
AI × 人事
近年さまざまな面接方法がありますが、そこにもAIは浸透して来ています。
就職難が騒がれているこのご時世には、採用する側もされる側も相当な労力が必要ですから、
こうした人事業務をAIに任せて労力を減らしたり、点数化するというのもメリットに思います。
採点される側からすると、
「いやいや!会ってもないのに決めつけないでくれ!!」
と賛否はありそうですが、それは紙媒体などのES(エントリーシート)でも言えることですのでなんとも。。。
AI × 構造物の品質
構造物というと嫌でも経年劣化が付きまといます。
それの品質管理となると、専門家が細かく定期的にチェックする手間がかかります。
ましてや一部を壊してチェックするわけにもいきませんよね。
最近ではコンクリートの劣化具合をAIに評価させているようで、素晴らしいなと思うばかりです!
これに関してはデメリットがすぐに思いつかないですね。。(別に粗探しをしたいわけではないです)
その他
その他で面白いなと気になったものをいくつかご紹介します!
ロゴを評価
Logo Rank – Check your logo design with deep learning
アップロードしたロゴを以下の4項目で点数化してくれます。
- Uniqueness(独自性)
- Legibility(読みやすさ)
- Color/Contrast(カラー/コントラスト)
- Overall(総合)
ロゴではありませんが、私のプロフィール画像でやってみました!
(ちなみに我が実家の愛しい猫を私がせこせこと描きました←)
総合評価74点!
うん、何点であろうと、うちの猫が可愛いのは変わらないからいいのです←そういう点数ではない
人の顔を評価
Deeplooks – a technology that visualizes the invisible
これは、、、
さすがに誰の顔だろうとなんだか怖くて試しませんでしたが、
AIが人の顔に点数をつけてしまう、と。
そもそも人の顔の良し悪しは、見る人によっても採点は異なりますし、一体どこを基準値としているのだろうと疑問ですね。
最後に
色々調べて思ったのは、人間が判定に困る
、一概にそうだと言い切れない
という曖昧なものに対して導入しているケースがやはり多いように感じました。
今まで採点者の目を気にして生きて来た私たちですが、
これからはAIに気に入られるように生きていかなければならないのでしょうかね…
評価する側は利便性や確実性の面で非常にメリットもあると思いますが、評価される側には賛否ありそうですね。
今後どこまでAIに評価させる世の中になるのか気になるところです。