Ethereumを動かす ~Part5~

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前回、自分で立ち上げたテスト環境でマイニング(採掘)するところまで行いました。
今回は今まで登場したgethのコマンド操作の応用編とも言える内容です。

アカウントを複数作る

前々回、テスト環境で自分のアカウントを作成しました。確認のため改めて説明しますと、

> personal.newAccount("password")

と任意のパスワードを決めた上でpersonal.newAccount()を呼び出すとアカウントが生成され、そのアカウントのアドレスの役割を持つ文字列が表示される、というものでした。
実は、アカウントは複数作ることができます。一度アカウント生成に用いたパスワードと違う別のパスワードを決め、

> personal.newAccount("new_password")

と入力してみてください。先ほどとは違うアドレス(文字列)が表示されたはずです。
今現在、手順通りであればアカウントは二つ生成されているはずです。ここで、

> eth.accounts

と入力してみてください。

["abc....", "ABC..."]

と今までに生成した二つのアカウントのアドレスが表示されたかと思います(上のアドレスは例なのでこの通り表示されるとは限りません)。
アカウントが1つだろうが3つだろうがそれ以上だろうが、テスト環境下に存在しているアカウントのアドレスを全て表示します。

ここで、アドレスが表示された際の形式を見てピンときた方もいるかもしれませんが、このアドレスはプログラミングでいうところの配列のように取り扱うことができます。即ち、

> eth.accounts[0]

と打ち込むと

["abc..."]

と1番目(配列のインデックス番号でいうと0)のアドレスが、

> eth.accounts[1]

と打ち込むと

["ABC..."]

と2番目(配列のインデックス番号でいうと1)のアドレスを取り出せます。

次回はマイニングで得たetherを送ってみたいと思います。

技術書は勿論、本全般が好き。品揃えの良い本屋に行くとテンション上がりすぎて後で具合が悪くなる。

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