エンジニアに必要なサボり -『Zapier』を使った作業自動化 –
こんにちは。
最近社内で開催されたアイデアソンで、改めてアイデアを出す楽しさを感じた古屋です。
突然ですが、みなさんサボってますか？
こんな風に言うとどこからか怒られてしまいそうですが、
エンジニアにとってサボることは大事なことだと思うのです。
ただ、ここで言うサボるとは、
必要のないことに手をかけない
という意味です。
エンジニアという職業はいかに時間を短縮し続けられるかがとても重要だと
最近つくづく感じています。
その時間短縮をする上でのひとつのアプローチとして、
作業の自動化が挙げられるのではないかと思います。
そこで今回は『Zapier』というサービスを使ってみたいと思います。
Zapierとは
『Zapier』とはひとことで言うと
「作業自動化ツール」
です。
複数のWebサービスやアプリケーションを連携させ、
ワークフローを作成することによって、作業を自動化します。
例えば、
Gmailで受信したメールを自動でSlackに流す
といったことが簡単にできてしまいます。
今回はそんな『Zapier』について簡単に紹介していきます。
Zapierでは、ワークフローひとつひとつのことを「Zap」と呼びます。
このZapはあらかじめ用意されているものに加えて
自分でオリジナルZapを作成することもできます。
今回は例としても挙げた、
Gmailで受信したメールを自動でSlackに流す
というZapを自作してみたいと思います。
手順
まず実際にZapierにアクセスします。
そして右上にある
「Make a Zap!」
を押下しましょう。
以下のような画面が出てくるので、
まずはトリガーとなるアクションを設定しましょう。
今回ならGmailでの新規メール受信がトリガーになりますので
一覧からGmailを選択します。
すると以下のような画面が表示されます。
ここでは、トリガーとなるアクションを選択します。
今回は新規メールの受信に加えて
指定したラベルのついたメール
(New Labeled Email)
という条件を追加してみようと思います。
社内メールに付与されるラベルを指定しました。
この後は実際にメールを受け取り、指定したメールを選択できるかというテスト画面が表示されます。
問題なければ次に、
設定したトリガーに対してのアクションを設定します。
今回はSlackに流れるようにしたいのでSlackを選択します。
詳細なアクションを指定します。
自分にダイレクトメッセージを送信するようにしてみます。
以降、上記のGmailの設定と同じように
アカウントの設定や、誰にダイレクトメッセージを送信するかなどを設定してください。
設定が完了すればMy Zapの完成です！
動作
実際にGmailで指定ラベルのついたメールを受信すると・・・
このようにSlackにてダイレクトメッセージが届きます！
この例では件名のみ表示するようにしましたが、
メール本文や受信日時などかなり細かく表示させる内容を設定することができます。
またあらかじめ用意されているZapの中でも便利なものがたくさんあります。
例えば、
スターを付けたメールをEvernoteで新規ノートを作成して保存する
GitHubでプルリクが作成されたらSlackでメッセージが送信される
その他本当に色々なZapが用意されているので
興味のある方は是非見てみてください。
(ちなみに対応しているサービスは2018年4月現在で1000以上とのこと・・・！)
まとめ
順を追って説明しましたが、
説明の必要がないくらいとても簡単にワークフローを作成することができます。
冒頭でも述べたとおり、エンジニアはいかに時間を短縮できるかというのが重要な職業だと思います。
短縮と一概に言っても色々な方法がありますが、
時間をかける必要のないことに時間も意識も奪われないというのもひとつの有効な方法だと思います。
みなさんもZapierを有効に使って効率的な作業を心掛けてみてはいかがでしょうか。
※ ちなみにIFTTTという同様のサービスもあり、私も昔から使用していましたが、
Zapierの方が対応しているサービスやカスタマイズ性などに関して上だと感じました。
ただ、Zapierは有料会員のみ連携できるサービスや機能もあるので自分にあった方を使用するのが良いかもしれません。
